「素敵なマイホーム、でも本当は…」
住宅展示場で見た全館空調、魅力的だけど、
あの見積もり、払っていけるのかしら?
それに、ダクトのカビとか、アレルギーの子どものこと考えると…不安が尽きないのよね。
ねぇ、サトミさん、わかるわ。その気持ち、痛いほど。
だって私、28年間不動産の仕事をしてきて、本当にたくさんの家と、そこで暮らす家族を見てきたから。
素敵なインスタ写真に夢を膨らませては、現実の数字に冷や汗をかく…私も通ってきた道だから、その迷いや不安、全部教えてほしいわ。
今回は、サトミさんみたいに「家族の健康と、将来のお金」を真剣に考えているあなたに、ちょっと耳が痛い話もするかもしれないけど、絶対に後悔しない家づくりのために、大切なことを全部お伝えするわね。
全館空調の「快適」の裏にある、アレルギー家族が知るべき現実
ハウスメーカーのモデルハウスって、本当に快適よね。どこに行っても同じ温度で、まるで高級ホテルのよう。
営業さんは「全館空調なら、冬も廊下が寒くないからヒートショックの心配もないですよ!」とか、「洗濯物が室内干しでもよく乾きますよ!」なんて、キラキラした夢を見せてくれるでしょ?
でもね、ちょっと立ち止まって考えてみてほしいの。
その「快適」の裏側に、私たちアレルギー持ちの家族が特に注意すべき「見えないリスク」が潜んでいる可能性があるってことを。
「夢」の全館空調、でもちょっと待って。
全館空調は、家全体を一台の空調機でコントロールするシステム。各部屋にエアコンを置かなくていいから、見た目もすっきりするし、温度のバリアフリーが実現するって言われているわよね。
でも、私が長く不動産経営をしてきて、アパートや中古マンションのリフォーム現場を数えきれないほど見てきた中で、ある「共通の悩み」をよく耳にしてきたの。
それが、「ダクト内のカビ」よ。
【実体験】私がアパート経営で見た「カビ」の恐ろしさ
私ね、まだ若かった20代の頃、専業主婦で将来が不安でね。親の土地を借りて、最初のアパート経営を始めたの。その頃から、建物の修繕やリフォームの現場に数多く立ち会ってきたわ。
あるアパートで、入居者さんから「どうも空気が淀んでいる気がする」「体調が優れない」という相談があったの。
詳しく調べてみたら、換気システムのダクト内部に、うっすらとカビが生え始めていたことが発覚したのよ。
もちろん、全館空調とは少し違うシステムだったけど、空気の通り道にカビが生えるっていうのは、アレルギーを持つ人にとっては本当に深刻な問題になるんだって、その時身をもって感じたわ。
目に見えない場所だからこそ、気づきにくいし、気づいた時にはかなり進行しているケースも少なくないのよね。
なぜダクト内はカビやすいの?日本のジメジメが原因?
そう、「なぜ?」って思うでしょ。
簡単に言うと、ダクトの中って、夏の冷たい空気が通ると、外気温との差で「結露」しやすいの。
まるで冷たいペットボトルに水滴がつくのと同じ現象ね。
特に日本の夏って、湿度が高いから、この結露がひどくなりやすい。水滴がダクトの内部に溜まって、そこにホコリなんかが付着すると、カビにとっては最高の温床になっちゃうわけ。
それに、ダクトが複雑なルートを通っていたり、空気が停滞しやすい構造だと、余計にカビが発生しやすくなるのよね。
アレルギー持ちの家族がいるなら、カビは本当に大敵よ。喘息や鼻炎が悪化したり、アトピー性皮膚炎の原因になったりすることも。せっかくのマイホームで、家族の健康を損ねるなんて、絶対に避けたいわよね。
「まさかウチが?」高額な交換費用とメンテナンス費用のリアル
全館空調のもう一つの落とし穴が、その「維持費」と「修理・交換費用」よ。
最初のうちは「省エネだから電気代も安いですよ!」なんて言われるかもしれないけど、長い目で見た時のコストをきちんと考えているかしら?
全館空調の「寿命」と「交換」の現実
どんな機械にも寿命があるのは当然よね。全館空調の主要機器も、だいたい10年〜15年くらいで交換時期が来ることが多いわ。
一般的なルームエアコンなら、家電量販店で本体を買って、工事費込みで20万円くらいで交換できるでしょ?
でも、全館空調の場合は、システム全体を交換することになるから、その費用は軽く100万円を超えることがほとんどよ。
メーカーや機種、住宅の規模によっては、200万円、300万円といった費用がかかることも珍しくないの。これって、家計にとってはかなりの打撃になるわよね。
壁を剥がす大工事?誰も教えてくれない隠れたコスト
さらに問題なのが、故障した時よ。
全館空調のダクトって、壁や天井の中に隠されていることが多いでしょ?
もしそのダクトの途中で問題が起きたり、内部の清掃が必要になったりした場合、内装を一部解体して、修理や清掃をする必要があるの。
「え、壁を剥がすの?!」って思うかもしれないけど、その「解体・復旧工事費」がまた高額なのよね。修理費用に加えて、内装工事まで必要になるなんて、本当に「まさかウチが?」ってなるわ。
ハウスメーカーの営業さんは、こういう「見えないコスト」や「将来のリスク」については、あまり詳しく話してくれないことが多いから、自分でしっかり調べて、質問攻めにするくらいの気持ちでいた方がいいわよ。
私の失敗談:初期費用をケチって後で痛い目に遭った話
私もね、最初のアパート経営では、まだ若くて知識も経験も少なかったから、とにかく初期費用を抑えることに必死だったの。
壁紙選びでね、ちょっと安めの素材を選んだら、数年で日焼けして色褪せてしまって、入居者さんが決まらなくなっちゃったことがあったのよ(笑)。結局、もう一度張り替えることになって、「安物買いの銭失い」ってこのことだなって痛感したわ。
家づくりって、初期費用だけじゃなくて、住んでからのメンテナンス費用や交換費用まで、トータルで考えるのが本当に大切なの。
「ここは削っても生活の質は落ちない」「ここはケチると後で後悔する」このメリハリをしっかり見極める目が必要よ。
【健康と家計を守る】アレルギー家族のための最新空調システムとは?
「じゃあ、全館空調は諦めるしかないの?」って思った人もいるかもしれないわね。
もちろん、そんなことはないわ。
今は技術が進化して、全館空調のデメリットを克服した、より健康的で経済的なシステムも登場しているのよ。
それに、全館空調とは全く違う発想で、家全体を快適にする方法もあるの。一つずつ見ていきましょうか。
ダクトレス全館空調の進化系
まず注目したいのが、ダクトを使わない、あるいはダクトを最小限に抑えた「ダクトレス全館空調」よ。
ダクトがなければ、カビの温床になりにくいでしょ?
最近では、各部屋に小型のファンを設置して、床下や天井裏を通るメインのダクトから送られてくる空気を循環させるタイプや、熱交換器内蔵型の換気システムとエアコンを組み合わせることで、家全体の温度と湿度をコントロールするシステムもあるわ。
これなら、従来の複雑なダクトシステムに比べて、カビのリスクを大幅に減らせるし、メンテナンスも比較的簡単になることが多いの。
三菱やダイキン、パナソニックといった大手メーカーも、独自の技術で様々なシステムを開発しているから、実際に比較検討してみる価値は十分にあるわね。
メンテナンスが簡単!フィルター清掃は自分でできる?
アレルギー家族にとって、空気の清潔さは何よりも重要よね。
最新の空調システムの中には、フィルター交換や清掃が、私たち主婦でも簡単にできるタイプが増えているわ。
例えば、フィルターが自動で掃除される機能がついていたり、フィルターの場所が分かりやすくて、工具なしで取り外しできるような工夫がされているものもあるの。
ハウスメーカーの担当者さんに、具体的なメンテナンス方法や、どのくらいの頻度で、どこまで自分でできるのかをしっかり確認してね。
「ここは削っても生活の質は落ちない」っていうのは、メンテナンスの手間も含まれるわ。業者に頼むばかりじゃ、それもコストだから。
初期費用とランニングコスト、トータルでどっちがお得?
最新のシステムは、従来の全館空調に比べて初期費用が少し高くなる場合もあるわ。
でもね、重要なのは「トータルコスト」なの。
初期費用だけでなく、月々の電気代(ランニングコスト)、定期メンテナンス費用、そして10年後、20年後の交換費用まで含めてシミュレーションしてもらうこと。
省エネ性能が高いシステムは、日々の電気代を抑えてくれるから、長期的に見れば初期投資を回収できるケースも多いのよ。
それに、カビのリスクが減って家族が健康でいられるなら、医療費の削減にもつながるわ。そういう目に見えないメリットも、しっかり考慮して選びたいわね。
ルームエアコン1台で家じゅう快適?!プロが唸る「設計の妙」
「え、ルームエアコン1台で家全体を冷やすなんて、本当にできるの?」って、きっとサトミさんも思うわよね。
私も最初聞いた時は、「そんなバカな」って思ったもの(笑)。
でも、これは最新の空調システムとはまた違う「設計の技術」によって実現される、まさに「匠の技」なのよ。
これぞ「資産価値」を生む設計。高気密高断熱がカギ。
ルームエアコン1台で家全体を快適にする、この「裏技」を可能にするのは、ズバリ「高気密高断熱住宅」であること。
これは、私が28年間不動産の現場を見てきて、本当に「資産価値」を左右する最も重要な要素だと断言できるわ。
家全体の隙間が少なくて(気密性が高い)、外からの熱や冷気が入りにくく、室内の温度が逃げにくい(断熱性が高い)家だと、少ないエネルギーで家全体の温度を均一に保てるの。
例えるなら、魔法瓶のような家ね。
魔法瓶って、中に入れた飲み物の温度を長く保ってくれるでしょ?高気密高断熱の家も同じ。一度温めたり冷やしたりした空気を、しっかり閉じ込めてくれるから、小さなエネルギーで大きな効果を発揮できるのよ。
普通のエアコンで、どうして家全体が涼しく(暖かく)なるの?
高気密高断熱の家なら、例えばリビングに設置した大きめのルームエアコン1台で、家全体の温度をコントロールすることが可能になるの。
どうやってかって?それは、設計の工夫よ。
- 空気の流れを計算した間取り: 吹き抜けを作ったり、ドアを開放的にしたりして、エアコンから出た空気が家全体に行き渡るように設計するの。
- 換気システムの活用: 2003年から新築住宅には24時間換気システムの設置が義務付けられているでしょ?この換気システムを熱交換型にして、エアコンで整えられた空気を効率よく家中に循環させるのよ。
- 床下・天井裏の活用: 床下や天井裏にエアコンの冷気・暖気を送り込み、床や天井からじわじわと家全体を温めたり冷やしたりする「床下エアコン」や「小屋裏エアコン」という手法もあるわ。これなら、見た目もすっきりするし、足元からじんわり暖かい快適な空間が作れるの。
これって、まさに「オーケストラの指揮者」のような全館空調に対して、「熟練の匠が一本の楽器で見事にハーモニーを奏でるソロ演奏」って感じかしら。
システムはシンプルだから、初期費用も抑えられるし、万が一故障しても、ルームエアコンの交換で済むから費用も安く済むわよね。
そして何より、ダクトのカビを心配する必要がないから、アレルギーを持つ家族には本当に安心な選択肢になるわ。
設計事務所の選び方:後悔しないためのポイント
この「ルームエアコン1台空調」を実現するには、高気密高断熱住宅の設計に精通した、確かな腕を持つ建築家や設計事務所を選ぶことが本当に重要よ。
経験の浅い設計士だと、わずかな計算ミスや施工不良で、特定の部屋だけ暑い・寒いなんてことになりかねないから。
- 実績を確認: 実際にルームエアコン1台空調を実現した住宅の実例をたくさん見せてもらうこと。
- 宿泊体験を推奨: 可能であれば、その設計事務所が建てた家で宿泊体験をさせてもらうこと。実際の快適性を肌で感じることが一番の判断材料になるわ。
- C値・UA値の保証: 住宅の気密性能を表すC値、断熱性能を表すUA値といった数値目標をきちんと提示し、その数値を保証してくれるかも大切なポイントよ。
【我が家の事例】私が終の棲家で選んだ空調システム
私ね、50代になって子育てもひと段落したタイミングで、これまでの不動産経験の集大成として、自分自身の「終の棲家」となる注文住宅を建てたの。
投資用物件とは違う「自分が住むためのこだわり」と、投資家としての「シビアな予算管理」を融合させてね。
私は、この家でまさに「ルームエアコン1台空調」に近い設計を採用したわ。
もちろん、高気密高断熱の性能を徹底した上で、リビングに設置したエアコンと、空気の流れを計算した吹き抜けや間取り、そして熱交換換気システムを組み合わせることで、本当に家じゅうが快適なの。
ハウスメーカーの担当者も「ここまで徹底的にやられるとは」って唸ってたわ(笑)。
このブログでは、その全記録を隠さず公開しているから、ぜひ他の記事も読んでみてほしいわ。
騙されないための空調選び「ココだけは押さえて!」
さて、ここまで全館空調の注意点や、新しい選択肢についてお話してきたけど、最後にサトミさんが「騙されない」ための大切な心構えをお伝えするわね。
ハウスメーカーの営業トークに惑わされないで。
ハウスメーカーの営業さんは、会社の利益のために「夢」を売るのが仕事よ。彼らはあなたに、最新で高価なシステムを勧めてくるかもしれない。
でも、その裏にある「見えないコスト」や「将来のリスク」については、ほとんど語ってくれないわ。
「全館空調は当たり前ですよ」とか、「うちはカビ対策も万全ですからご安心ください」なんて言葉を鵜呑みにしないで。
具体的に「どのようなカビ対策がされているのか」「ダクト清掃はどれくらいの頻度で、費用はいくらかかるのか」「故障した時の修理・交換費用はどのくらいか」など、踏み込んで質問攻めにするくらいの気概を持ってね。
「ここを削っても大丈夫」「ここはケチると後悔する」メリハリのつけ方。
家づくりって、予算との戦いよね。どこに予算をかけて、どこを削るか、本当に悩ましい。
私なら、「住宅の躯体性能(高気密高断熱)」と「空調システムの心臓部(機器本体)」には、きちんとお金をかけるべきだと考えるわ。
なぜなら、これらは後から変更するのが難しい部分だから。
例えば、壁紙や照明なんかは、後からでもいくらでも変更できるし、気分転換にもなるでしょ?
でも、家の断熱材を入れ替えたり、空調のダクトをやり直したりするのは、本当に大工事になってしまうわ。
「ここはケチると後で後悔する」代表例が、「住宅性能」と「健康に関わる設備」だと覚えておいてほしいわね。
アレルギー対策は空調だけじゃない!家全体の環境整備の重要性。
最後に、大切なことよ。
アレルギー対策は、空調システムだけで全てが解決するわけじゃないわ。
- 素材選び: 壁材や床材、家具なども、アレルギーの原因となる化学物質(VOC)を放出しないものを選ぶことが大切よ。自然素材を使うのも一つの手ね。
- 換気: 24時間換気システムが適切に機能しているか、定期的にフィルター清掃をしているかを確認して。窓を開けての自然換気も大切よ。
- 清掃: 定期的な掃除は基本中の基本。特にホコリが溜まりやすい場所は念入りにね。ロボット掃除機なんかもうまく活用するといいわ。
- 湿度管理: カビは湿度が高いと発生しやすいから、除湿器や加湿器をうまく使って、年間を通して適切な湿度(50%前後が理想的)を保つように心がけてね。
家は、家族が健康で幸せに暮らすための場所。だからこそ、表面的な「快適さ」だけでなく、その奥にある「健康」と「経済的な安心」までしっかり考えて、賢い選択をしてほしいわ。
まとめ:後悔しない家づくりのために、今日からできること
サトミさん、今日の話、少しは参考になったかしら?
家づくりって、本当に人生の一大イベント。だからこそ、不安も大きいと思うわ。
でもね、きちんと知識を持って、一歩一歩進んでいけば、必ず最高の家づくりができるから、安心してね。
今日、持ち帰ってほしいポイントをもう一度まとめておくわ。
- 全館空調は快適だけど、ダクト内のカビと高額な修理・交換費用のリスクをしっかり把握すること。特にアレルギー家族は要注意よ。
- ダクトレス空調や、高気密高断熱住宅でのルームエアコン1台空調など、カビリスクが少なく経済的な選択肢があることを知っておくこと。
- 初期費用だけでなく、ランニングコスト、メンテナンス、将来の交換費用まで含めた「トータルコスト」で比較検討すること。
- ハウスメーカーの営業トークに惑わされず、住宅性能と健康に関わる設備には「ケチらない」こと。でも、必要のない高価な機能は潔く「削る」こと。
- 空調システムだけでなく、素材選び、換気、清掃、湿度管理といった家全体の環境整備もアレルギー対策には不可欠よ。
私の28年間の経験と、自分の終の棲家を建てた時の徹底的なこだわりを、こうしてサトミさんにシェアできることが、今の私の一番の喜びよ。
あなたは一人じゃない。もし迷うことがあったら、いつでもこのブログに戻ってきて、私を頼ってちょうだいね。
さあ、今日から、あなたの「賢い家づくり」をスタートさせていきましょう!
【特別企画】私の家づくり記録、全公開!
私が50代で建てた「終の棲家」の全記録を、ブログで大公開しています。
投資家目線のシビアなコスト管理から、住み心地を追求した間取り、素材選びの秘訣まで、
「失敗しない家づくり」のヒントが満載です。
ぜひ、あなたの家づくりの参考にしてくださいね!

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